【エリザベス女王杯】まさに「ラッキー」ライラック!!
ただの日記⑩
天皇陛下御即位祝賀パレードが挙行された今日。
京都競馬場では秋晴れの青空の下、第44回エリザベス女王杯(G1)が行われた。
雨が降ろうが槍が降ろうが競馬場へ行かねばならない私は、今日も早起きして京都競馬場へ。
競馬場で1日に遊ぶお金は¥3,000までと決めている。
¥3,000あれば様々な賭け方をして充分楽しめる。
さぁ!1レースから12レースまで、全レース勝負だ。
チーン。
6レースが終わり前半戦終了。ここまで1つも当たらず。残金は¥2,000。
意気消沈して京都競馬場6Fの「レストラン京阪」でコーヒーを飲みながら、後半戦の戦略を立てる。
7R、8R、9R、10R、12Rは見送ることにして、今日のメインレース「エリザベス女王杯」に残る¥2,000全額を投じることに方針を転換した。
そしていよいよエリザベス女王杯の出走メンバーがパドックに姿を見せる。
十重、二十重に取り囲むファンの熱い視線を受けながら周回を重ねる各馬。
さすがG1に出走するメンバーだ。皆落ち着いている。
しかし、秋華賞の時にあれだけ堂々としていたクロノジェネシスがうるさい仕草を見せたり、ラヴズオンリーユーにそれほど気合が感じられなかったり…波乱の予感。
そんな中、一際目を引いたのが②ラッキーライラックだった。
500kgを超える雄大な馬体。隆起した筋肉、後ろ肢の踏み込みもしっかりしている。
「この中で一番強いのは私だ」と言わんばかりの堂々たる歩様は女王の風格だった。
優勝はラッキーライラック以外あり得ないと確信した。
(写真はスポーツニッポンより)
いよいよ決戦の火ぶたが切られた。
レースはゆったりしたペース。ラッキーライラックは中団待機だ。
4コーナーを回って最後の直線へ入ろうという時、鞍上のスミヨン騎手は外へ持ち出すかに見えたが、インコースにスペースを見つけるやいなや、ライラックを内へ進める。
インを突いて猛然とラストスパート!栗毛の馬体が夕陽を浴びて煌めく。
瞬く間に順位を上げ、逃げ粘ろうとする⑥クロコスミアをついに捉えて突き放した。
それはまるで黄金色の風のようだった。
父オルフェーブルと共に凱旋門賞に挑んだスミヨンを背に、ラッキーライラックが女王の栄冠に輝いたのである。
単勝②(5.4倍)、ワイド②ー⑥(9.7倍)、ワイド⑥ー⑪(9.4倍)が的中!
合計¥9,220の払い戻しとなった。
ありがとう!そして完全復活おめでとう!ラッキーライラック!
来週は同じく京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(G1)が行われる。
春の安田記念と並んで、その名の通りマイル(1,600m)のチャンピオン決定戦だ。
是非、競馬場に足を運んで生のレースの興奮を味わって欲しい。
え?指定席代とコーヒー代と交通費と競馬新聞代は¥3,000に含めないのかって?
それは必要経費である。